東京都豊島区南池袋にある「雑司ヶ谷霊園(ぞうがしやれいえん)」は、多磨霊園と同じく、東京都が運営・管理をしている霊園の一つとなります。
1874年に東京都から東京会議所に「共葬墓地」を作る様命令が下り、それによって「雑司ヶ谷旭出町墓地」が造られました。
その後、東京会議所の管轄であった雑司ヶ谷旭出町墓地が東京都の管理下に置かれることになり、1936年に現在の「雑司ヶ谷霊園」となりました。
最寄り駅は、都電荒川線都電司ヶ谷駅から歩いて二分、地下鉄有楽町線東池袋駅より歩いて七分という距離です。
この雑司ヶ谷霊園は多くの著名人が眠っていることで知られ、その中には「夏目漱石」も含まれています。
夏目漱石の作品の一つに「こころ」がありますが、この小説の舞台はこの雑司ヶ谷霊園となっています。
他にも、石川啄木の盟友で言語学者として有名な「金田一京助」、詩人である「サトウハチロー」もこの雑司ヶ谷霊園に埋葬されています。
この霊園の中に埋葬された人物で、特に挙げておきたいのが「ジョン万次郎」です。
ジョン万次郎は幕末に大活躍した通訳で、非常に数奇な運命を辿って世界に出た人物として知られています。
幕末を研究している人の間ではとても有名な人物で、当時鎖国をしていた日本の中では最初にアメリカ本土へ行った人です。
また、蒸気機関車に初めて乗車した日本人でもあります。
彼の影響を受けた人物の中には、あの「坂本龍馬」もおり、龍馬が世界を意識して行動する様になったのは、このジョン万次郎のおかげであると言われています。
坂本龍馬は「薩長同盟」の立役者でもありますので、ジョン万次郎がいなければ、明治維新は行われなかった、あるいは今とは全く異なる形であった可能性もあります。
この様な歴史的人物を埋葬している雑司ヶ谷霊園が、いかに重要で崇高なものかが解ると思います。
また、雑司ヶ谷霊園には非常にたくさんの緑がありますので、休日にリフレッシュのために訪れる人も多い様です。
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